保険申請サポート

プロの診断士が火災保険申請の仕方をお伝えします。

雨(あま)樋(どい)の損傷に気付いて、雨樋修理・交換を検討されている方もいるのではないでしょうか。
そして、長年加入している住宅の火災保険を活用して、工事を行おうと考えている方もいるのではないしょうか?火災保険を活用した雨どい修理が本当に可能なのか?
この記事では雨どい修理・交換を火災保険を活用して工事することを検討されている方に少しでも参考にしていただければと思います。

1. 火災保険を申請してが雨樋修理や雨樋交換が出来るって本当?!

雨樋修理に火災保険が使えたら理想的ですよね!
多くの方は、うますぎる話しなので詐欺じゃないの?って思う方が多いのが現状です。
しかし、実際火災保険を雨樋修理使用することはできます。
ただ、火災保険を適用するためには条件があります。
その条件は何か・・・というと
自然災害の被害にあっているかどうかです。
やみくもに何でも火災保険で修繕出来るというわけではありません。
ちなみに、雨樋が被害にあいやすい自然災害は雪と台風です。
自然災害にあっているかどうかは、プロに確認してもらわなければいけません。

2. なぜ、雨樋修理に火災保険が使用できるのか?

では、なぜ雨樋修理に火災保険が使えるのかを説明いたします。
損保ジャパン日本興亜株式会社 が、提供している火災保険の自然災害ガイドによると
【補償される事故の種類は商品によって異なりますが、住宅を対象とする一般的な火災保険では、台風で瓦が飛んでしまった場合などの「風災による損害」は補償対象となります。】と記載があります。
つまり、火災保険のメニューの中で風水(雪)害も含むと記載がされています。
家のローンを組むときに火災保険は絶対に入らないといけないケースが多くほかの金融商品(生命保険など)と違ってしっかりした説明をしなくてもお客さんが加入してくれるので内容を詳しく伝えない営業マンが多い様です。
ですから、知らない方が多くいらっしゃいます。
大切なお家が台風や雪で被害にあっているにもかかわらず、火災保険を使わないのは、
火災が起きて家が全焼したにも関わらず請求しないものと同じなのです・・・

3. 火災保険を使用する前に知っておきたい基礎知識

火災保険を正しく使うために、また悪徳業者や、保険会社に騙されないために火災保険の知識が必要になります。

火災保険の知識

1. 保険金が20万円を超えないと保険金は下りない。

保険の知識に詳しくない人が保険会社に電話すると、
「損害額が20万円を超えないと保険金を降りません」と言われます。
なので、ガラス1枚割れてしまっても保険免責に値して支払えません。
と言われます。
しかし、支払ってもらう方法があります。
それは、ガラス以外の損害箇所をプロに見つけてもらい同時に申請することです。
この方法を行えば被害金額が20万円を超えるので電話段階で断られることは免れます。

2. 火災保険は使用しても保険料は上がらない。

自動車保険と違って火災保険は使用しても保険料が上がることはありません。
なぜなら、等級という考え方がないからです。
なので、被害にあったら使用しないともったいないです。
被害にあったら被害にあった報告をしっかり行いましょう。

3. 保険金の使用用途は自由。

火災保険は、実損払い方式という考え方によって
支払われる金額が変わってきます。
つまり、損害分を支払う考え方になります。
悪徳業者は火災保険で降りた金額は修理に当てないとだめです。
など言うみたいですが実際のところは違います。実際のところは、何に使っても問題ありません。
ただし、修理を行わないデメリットがあります。
それは、一度損害を受けた箇所が修理しないと再び保険を適用できないことです。
ですので、修理を行ったほうが再び使用できるので安心につながります。

4. 悪徳業者が多い建築業界

ネットで調べていただくと分かるのですが、リフォームを通じた被害が多発しています。
ですので、ここでは悪徳業者の見分け方をお伝えします。
悪徳業者の特徴は、3つあります。

4-1. 1つ目は訪問販売をおこなうこと

被害の大半は訪問販売業者の勧誘を断れずにリフォームを依頼しているからです。訪問販売業者の特徴は、都合が悪いことが起きたときに直ぐ逃げることが出来るようにするためショールームなど店舗を持たずに営業を行っています。
ショールームなどがある会社は悪評が立つと困るのでトラブルが起きにくい傾向があります。なので、仕事を依頼する場合はショールームなど地域の会社に依頼することをお勧めします。

4-2. 2つ目は驚くような値下げをおこなうこと

奥さん本日決断していただければ通常200万円のところ
100万円で工事しますよ!!なんてことを言ってきます。
普通に考えればそんな値下げあり得ません。
一見お得に見える提案なのですが嘘です。
また、仮に本当だとしても会社として採算が合わなくなってしまうので、
そのような会社はつぶれてしまいます。
なのでアフターメンテナンスが受けれなくなるので断るべきです。

4-3. 3つ目は決断を急がせること

普通100万以上の契約を当日とかってあり得ないですよね。
今ならという言葉を巧みに何度も使ってきます。
そして契約を急いできます。当日契約を決めるのはやめましょう。

5. 火災保険トラブルが起きやすい業者の3つの特徴

5-1. 自己負担0円を強調してくる業者

火災保険を適用したリフォームを行う場合自己負担0円で
工事を行えるケースもございます。
しかし、実際どのくらいの金額がおりるのかを決めるのは保険会社です。
なので自己負担0円はオーバートークになります。
結果として自己負担0円になることはありますがあくまで結果論になります。
過度な期待はしないように。ちなみに、弊社の平均額は120万ほどになります。

5-2. 強引な契約を持ち込む業者

保険申請を行うタイミングで工事の契約書を取り交わす業者が中にはいます。
これは、絶対に行わないでください。
なぜなら、保険金が全く下りない場合があるからです。
弊社の対応させていただいたお客様にもそのような方がいらっしゃいました。
その方は、保険金が下りる前に工事の契約を行なったそうです。
しかし、当てにしていた保険金は下りなかったそうです。
結果、必要のない工事も契約書通り行い、支払うことになってしまったそうです。
優良業者は保険金がいくら降りるかわからない状態では工事はおこないません。
降りた金額を基に工事のプランを考えてくれる業者に依頼しましょう。

5-3. 嘘の理由で請求することをすすめる業者

「古くなったところも先日の台風のせいにして保険金を請求しましょう」と進められて・・・申請を挙げてしまいました。というお客様がいました。
嘘の報告は保険会社に対しての悪質な行為に
なってしまうのでそのような行為はやめましょう。

6. 保険の申請手順

6-1. 保険会社に連絡

加入している保険会社に被災した日と
被災の状況をお電話してください。
伝え方を間違えてしまうと担当者によっては取り合ってくれない場合がございますので事前に被災の日を調べて連絡することをお勧めします。台風の日などは気象庁のHPから調べることができます。また知らない方も多いようですが、火災保険の申請には「3年の時効」があります。この3年が過ぎてしまうと保険金の請求ができなくなってしまいます。これは年数が経つことで保険会社が行う調査や審査が困難になってしまうからです。保険の申請には時効があるということをしっかり覚えておき、損害時にはすぐに申請するようにしましょう。

6-2. 業者から見積と状況写真をもらう

業者から保険会社に提出するための見積と現場の状況が分かる写真をもらってください。
業者にはしっかり「保険会社に申請を行うために見積をもらいたい」
と伝えてください。
理由は業者によって保険見積の場合は記載の仕方が変わるからです。
弊社の場合は保険用の見積は記載の仕方が大きく変わります。
理由は保険会社の担当者とお電話などで話をする際に話が通じやすい用に見積を記載するからです。

6-3. 保険会社の鑑定

保険会社が被災の度合いを鑑定に来ます。
その時、どこが被災しているのかをしっかり伝えてください。
被災が確認された場合は、保険金が振り込まれます。
保険会社は基本的に保険金をなるべく支払いたくないものです。
保険金を多く支払うと会社が倒産してしまいます。
なので、しっかり伝えないと、経年劣化と言われます。
保険金を支払ってもらうためにしっかりと自然災害が原因で被災していることを伝えてください。

7. 最後に工事をする前に知らないといけないこと

工事は、やり方次第で金額が大きく変わってきます。
例えば、雨樋工事を行うとしても全ての樋を交換するのか、
もしくは一部だけ交換するのか、もしくは金具だけ交換するのかなど、
様々な方法があります。
私のお客様で雨樋を交換したのに全然変わっていなかった・・
雨樋の金具は昔のままだった・・金具の間隔があまりにも空いている・・
など多くのトラブルが発生しています。
雨樋工事の場合、金額だけで業者を選ばないほうがいいと思います。
安く見せようと思えば、手を抜けばいくらでも安くできます。
工事は物を売る商売ではないので、金額はもちろんですが信頼できる業者かどうかを加味して選んでいただければと思います。

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